私は現在、55歳の子供が2人の子供のシングルマザーです。

私は10年前に離婚しており、2人の子供も去年大学を卒業し無事就職、現在は親元を離れて生活しています。

私の元旦那は地元のテレビ局で働いており、主に地元のCM撮影や地元の情報雑誌のカメラマンを行っていました。

結婚当初私は彼に、『お前の友達に綺麗な子はいないか？』と聞かれた事がありました。

どうやら地元の情報雑誌のモデルが産休に入った為急遽モデルが必要との事でした。

そこで私は友人の中でも最も綺麗なA子を旦那に紹介しました。

 

 

そのA子は既婚者でしたが旦那の給料が安く、丁度仕事を探していたようで、A子からは『時間も融通してくれるし、本当に良い仕事を紹介してくれて有り難う！』と感謝されていました。

 

A子がモデルの仕事を始めてから、旦那と同僚のような関係になった事も有って、A子は頻繁に我が家に遊びにくるようになりました。

結婚してから私はずっと専業主婦でしたし、このように友人と会ったりする事が減っていた為、A子が我が家に遊びにくる事がとても嬉しく、毎回料理に腕を振るっては食事を振る舞っていました。

 

その後A子は5年程モデルの仕事を続けていましたが、30歳になった頃にモデルの仕事は辞め、そして間もなくしてA子は結婚相手との性格の不一致を理由に離婚をしました。

A子はモデルの仕事を辞めた後も我が家によく遊びに来ていていました。

 

私は離婚した事をとても心配していましたが、彼女は『全然大丈夫だよ！私には○○ちゃん（私の事です）家族が居るから全然寂しくないの！これからもこうして遊びに来てもいいかな？』と言うのです。

私には特に断る理由も無かった為、A子の訪問を毎回歓迎していました。

 

その後A子の訪問回数は増え、週1回程だったものが、週3回程のペースで我が家に遊びに来るようになりました。

週3回ともなると私にも子供が居ますし、暫くすると私にとってA子の存在がどんどんと負担になってきたのです。

ある日、私はA子に対して『今日は家族と過ごしたいから遠慮してもらえるかな。』と言ったとき、彼女は大泣きして『○○ちゃんは私の事を見捨てるの！？』とヒステリーを起こしたのです。

 

 

私は彼女の反応に驚き、『ごめんね、そんなつもり言ったんじゃないんだよ。』と言いましたが、私の中では不満が募るばかりでした。

そして次の年のお正月の事です、私たち家族は毎年お正月になると2日間私の実家に泊まりに行く事が恒例行事だったのですが、彼は仕事を理由にこの年は私と子供達だけが私の実家に泊まる事になったんです。

しかし、実家に泊まっている途中、私は異様な胸騒ぎがしてなりませんでした。

そこで私は実家に子供を預け、我が家に様子を見に行くことにしたんです。

 

我が家に着いたのは夕方６時くらいだったのですが、我が家の電気はついており旦那は既に帰宅しているようでした。

私が突然帰ってきたら驚くだろうなーと思いながら、我が家の玄関を開けると玄関には旦那の靴以外に、A子の靴が有りました。

A子の靴を見た瞬間私の身体は一気に凍り付き、心臓がバクバクと音を立て始めました。

私が玄関に居る事にまだ誰も気づいていなかった為私は静かに家の中に入って行きました。

リビングには誰もいませんでしたが、2階にある私達夫婦の寝室の方から何やら人の気配がします。

私は物音を立てないように、階段を上がり寝室の前に立ちました。

 

すると寝室からは

『○○ちゃん、明日になったら帰って来ちゃうねー。このままずっと帰ってこなければ良いのに。』

『早く一緒に生活できるようになりたいな。』

等と言ったA子の楽しそうな声が聞こえるのです。

 

A子が私達夫婦の寝室にいる事で大体の察しはついていましたが、会話の内容を聞いて私は2人の浮気を確信し、目の前が真っ暗になりました。

それまで旦那は何も喋っていないようでしたが、遂に旦那の声も聞こえてきました。

『あいつの話はいいよ。今夜は久しぶりの二人切りの夜なんだ、今はこの時間を大切にしよう。』と言ったんです。

妻である私だって旦那にそんな事を言われた事が有りませんでした。

旦那のこの言葉を聞いて私の怒りは頂点に到達し、そのまま部屋のドアを開けました。

 

 

旦那もA子も大声を上げて驚き、私の姿を見て『○○ちゃん！！！違うのよ！！これは！！！』と続けますが、2人はその時何も衣類を見に纏っていない状況でしたので、何を言われても説得力が有りませんでした。

2人のその様子を見て私は更に頭に血が上り、私はA子の髪の毛を引っぱりベッドから引きずり落としました。

旦那も慌てて止めに入りますが、私の暴れように旦那もA子もどうすることもできず、最終的には裸のまま床に手をつき土下座をしながら私に対して謝罪してきました。

 

私は、今までA子の事も旦那の事も大好きでした。

子供達が寝た後に、3人で朝までくだらない事を語り明かしていた日々は本当に楽しくて、このまま時間が止まっちゃえばいいのにと思った事さえ有ります。

それなのに2人は私を裏切って、私の知らないところでこうやって関係を持っていたのです。

今まで何も気づけなかった自分の愚かさに、心底絶望し私はその場で泣き崩れてしまいました。

 

2人の話を聞くと、情報雑誌のモデルとして働き始めた直後から2人は引かれ合い関係を持っていたそうです。

そして、私の旦那と一緒になりたいが為にA子は当時の旦那さんと離婚したそうです。

 

その後もずっと関係を続けており、旦那自身もいずれは私と離婚しようという気持ちがあったと話していました。

私は2人の話を聞いて私はもう旦那との関係は修復不可能だと感じ、離婚する事を決意しました。

離婚の条件として、まず2人に慰謝料500万円を請求しました。

 

 

A子はそんなお金払えないと言い、旦那も現在そこまでの貯蓄が無かった為、話し合いの結果、旦那からは200万円、A子からは100万円の慰謝料を請求し、離婚後も生命保険の受取人を私のままにするという約束をしました。

そして親権は勿論私がもらい、療育費として旦那からは月々10万円支払ってもらう事になりました。

 

私と旦那の離婚後は、A子と旦那は結婚したそうです。

しかし、旦那はA子との結婚後もA子には内緒で私の子供に毎月面会を要求してきました。

そして、子供達の成長に伴い学校の入学や卒業等の節目毎に必要なお金を支払ってくれていました。

私と旦那との間には愛情等の感情は全く有りませんでしたが、例え離婚しても子供達にとっては彼が唯一の父親でしたし、離婚後も彼も子供達に対してだけは深い愛情が合ったようでした。

子供達の存在は私達を愛情とは別の不思議な絆で結びつけていたように思います。

 

私は実家に戻り、両親の協力と、節目毎の彼の金銭的援助を受けながら私は無事子供達を育て上げる事ができました。

子供達も、彼の浮気については許せないと言っていましたが、自分達為に色々尽くしてくれている事を知っていた為、彼と子供達の親子としての関係も良好なままです。

私もやっと子供の手が離れたので、残りの人生のパートナーを探してみようかなという気持ちが最近芽生えてきました。

私の人生はまだまだこれからです。

調査員からのひとこと

夫（妻）の友人と浮気をするのは浮気の中でも罪が重い浮気と判断されます。
精神的ショックが大きいからですね！
慰謝料を５００万請求し合わせて現金がないと言う事で３００万に減らしていますが
公正証書を作成し３００万の現金と２００万のローン払いにした良かったと思います。
公正証書を作成すれば払わなければ強制執行と言う差し押さえが出来るので１００％回収出来ます。覚えておいて損にはならないでしょう！