夫の浮気は５年ほど前から始まりました。

もともとお調子者で、決してカッコイイとはいえませんが、なぜかモテるタイプの人間です。
昔から、絶えず女性が寄ってきていましたし、夫もそれを楽しんでいました。
結婚すれば落ち着くとまわりの声もあったので、結婚することにしましたが、ダメでした。

 結婚3年目くらいから、連絡もなしに帰りが遅い、帰ってこない、なんてことが続くようになりました。いつもバレバレの嘘をついて、その都度忠告をし、反省した素振りをみせ、落ち着いたころにまた…ということをここ５年間繰り返してきました。私ももう我慢の限界でした。

「それなら私だって」なんて思ったことはありますが、そんなことをできるタイプではありません。もう離婚しかないと、決意しました。
親友に話すと、専門家に相談した方がよいということだったので、全て話しました。
夫は離婚をする気はなかったので、証拠を集めて裁判に持ち込むことになりました。

資料はすぐに集まりました。しかし、そこに写る夫の顔は、やけに落ち着いているように見えました。
私は衝撃でした。もしかしたら、本気ではないかと、直感的に思ったのです。
そのことを、専門家の方に話すと、一度話をすることになりました。

夫はあっさり浮気を認め、離婚を承諾しました。
私の直感は的中しており、浮気相手のことを本気で思っていたのです。

こちらの離婚の条件も全てのみました。思っていたよりも簡単に離婚の話がつきました。

８年我慢した結果が、こんなにあっけないものだとは思いませんでした。
こんなにあっさり別れられるなら、なぜもっと早く手を打たなかったのかと。

そもそも、結婚するときに、不安やもやもやを夫と話をしなかったことが全ての始まりだったのかな、最初から夫のことは信じてなくて、あきらめていた、夫はそのことをどう思っていたのか？

今になれば、最後になってでも夫と話をできたことはよかったのかなと振り返っています。
ちょっとしたことでも不安や悩みがある方は、恐れずに、本人と話をしてみることをお勧めします。